北辰テストについて②

先日の北辰テストがどのように実施されていたか。どのような扱いがあったかという過去の事柄についてお話しましたが、その続きです。竹内教育長の次の小松弥生教育長が県議会で発言した内容です。

「平成4年当時、県内の殆どの中学校で、業者テストを授業中に行い、その偏差値が3年生の途中で私立高校へ提供され、私立高校において事実上の合格判断がなされるという実態がございました。これは生徒の適性や希望を考慮することなく、偏差値のみに基づいて進路先が決定されたり、入学前の前に確約が行われていたりするものでした。こうした状況は望ましくないことから、偏差値の使用や業者テストそのものを学校で行わないこととしたものでございます。次に、『埼玉県でも生徒の適切な学力を判断するテストを実施できないか』各中学校では各地区の校長会などが実施しているテストの成績、県立高校入試の学力検査の得点、生徒が学校外で受けた業者テストの結果を組み合わせて、進路指導を行っているところです。現在は全県的なテストというものがない訳ですが、より充実した進路指導を行うための学力の把握のあり方につきまして、今後幅広く研究を進めて参りたいと考えております。」

         平成29年6月定例会一般質問質疑質問・答弁全文から抜粋-埼玉県議会

関連記事

サクセス未来塾通信 2024年12月号

英検のご案内(2024年10月6日実施)

『理科実験教室』ふりふりシャーベットづくり開催予告!

PAGE TOP