国語の文章を読むとき
それがすんなり理解できるかどうかは
読む人自身の人生経験や語彙の豊富さに左右される。
たとえば
「母親の愛情」というテーマが描かれた文章は
子育て中の人には共感しやすいかもしれないが
子どもが読むときにはイメージしにくい部分があるだろう。
文章の背景にある情景や感情を
自分の中でどれだけイメージできるかが
読解に大きな影響を与える。
同時に
語彙力の有無も大きなカギを握る。
同じ文章を読んでいても
知っている単語が多い人ほど内容をスムーズに理解できるし
文章全体の意図を深く味わえる。
一方
知らない言葉が多いと
文章全体がぼやけてしまう。
こうした「文章を理解する力」を鍛えるために役立つのが
本や入試問題を読むことだ。
読書を通じて
自分では経験できない状況や感情を疑似体験することで
自分の中に新たなストックを増やしていける。
それがやがて
国語力を大きく成長させる。
たとえば野球をやったことがない人でも
野球が題材の本やアニメ・漫画を通じて
野球をやるという疑似体験ができる。
登場人物が練習する姿や試合中のプレッシャーを感じる場面を読むことで
実際に野球をプレーしていないのに
それがどんなものかを少しずつ理解していけるんだ。
こうした疑似体験の積み重ねが
文章を読み解く力につながる。
だから
普段の読書や入試問題への取り組みを通じて
自分の中に「ストック」を増やしてほしい。
本や漫画・文章を読むたびに
新しい世界が広がり
それが国語力の土台となっていく。
サクセス未来塾
にっさい花みず木校
中村