テスト前にノートをきれいにまとめる子はわりと多い。
色ペンを何色も使って、図や枠線までていねいに仕上げている。
一見ちゃんと勉強しているように見えても、それは「勉強っぽいことをした」だけの状態かもしれない。
とは言ったものの、実は僕自身も中学生のときにやっていた。
教科書や資料集など、あらゆる教材を使ってテスト範囲をすべてまとめていた。
オレンジのペンで赤シート対応も完璧に。
でも、ちょっと違ったのは、それを“共有”していたという点。
同じようにまとめていた友達が3人くらいいて、お互いのノートを交換して見せ合っていたんだ。
各々が「ここはテストに出る!」と思ったところをオレンジペンで書いていたから、他人の視点で自分の見落としに気づいたり、重要なポイントを再確認したりしていた。
要するに、まとめるだけで終わらせなかった、ということ。
まとめたノートをどう使うか。
それが勉強になるか、ただの作業で終わるかの分かれ目になる。
こういう「アウトプット」が入ってこそ、本当の勉強になる。
きれいなノートは、それだけで満足感がある。
でも、点を取るための勉強は、見た目より中身がすべて。
「がんばった」じゃなくて「できるようになった」。
その意識を持って、勉強のやり方を見直してみてほしい。
サクセス未来塾
にっさい花みず木校
中村