僕は中学時代、英単語の勉強をあまりした記憶がない。
書いて覚えたとか、単語帳を必死にやっていたとか、そういう記憶がほとんどない。
もちろん、全然勉強していなかったわけじゃない。
でも、単語については「一度出てきたら自然と覚えられた」ことが多かった。
これは別に自慢でもなんでもなくて、たまたま結びつくものがあったというだけだ。
印象に残っているのが、「astronaut(宇宙飛行士)」という単語。
初めてその単語を見たとき、僕の中で真っ先に思い浮かんだのはヒューストン・アストロズ。
メジャーリーグの野球チームだ。
僕は小学生のころから野球をやっていて、当時そのチームに松井稼頭央選手が在籍していた。
だから、アストロズという名前も自然に知っていたし、「astronaut」ともすんなり結びついた。
ついでに、「ヒューストンが宇宙産業で有名な都市」ということも一緒に覚えた。
そんなふうに、自分の好きなものと英単語がリンクすることがよくあった。
知らない単語をただ書いて覚えるんじゃなくて、「あれと同じだ」「これに似てる」と感じると、頭に残りやすくなる。
僕の場合、それがたまたま野球だったというだけの話。
だから、英単語の勉強が必要なかったというより、自然と頭に入ってくる流れがあったんだと思う。
いま単語を覚えるのに苦労している子がいたら、何か自分の世界とつながるものを探してみてほしい。
ゲームでも、テレビでも、趣味でもいい。
そういう「記憶のフック」があると、覚えるのが少し楽になるはずだよね。
サクセス未来塾
にっさい花みず木校
中村