「あの子は理解力がある」
「うちの子はわかってるのかわかってないのか、イマイチわからない…」
実はこれ
ちょっと会話をしただけですぐにわかる。
例えば
実際の中1の授業であった場面で説明しよう。
下の図形の「表面積」を求める問題
球の表面積の公式を使って解く問題だけど
注意しなくちゃいけないのは
断面の面積も合わせないといけないってこと。
そのときに
「断面も表面だよね?」
と
ちょっと雑に説明してみたんだ。
すると
それを聞いて
「そっか、断面の部分も表面だから、その部分の面積も合わせないといけないんだ!」
と気づける子と
「断面も表面?どういうこと?」
となる子の両方がいた。
さらに
「断面って円1個分だよね?」
と言ってみた。
これに対する反応も同じ。
「半円が2つあるから、面積は円1個分か」
と気づける子と
「???」
となる子。
果たして
両者の違いはなんだろうか?
まずは
言葉を知っているということ。
この場合だったら
「断面」って言葉を理解しているかどうかだ。
この問題の図を見て
断面がどこなのか分かる状態ね。
「断面くらいわかるでしょ?」
と思うかもしれないが
実は意外とすぐにわからない子も多いんだ。
そして
言われたことを頭の中で反復しながら
目の前の問題をもう一度考えられるかどうか。
① 相手の話を聞く
② 言われたことをふまえてもう一度考える
③ なるほど!そういうことか!
という過程をたどって理解するわけだけど
②をすっ飛ばして
「わからない…」となる子が多い。
それは「わからない」のではなくて
「考えていない」ってこと。
特に
「わからない」が口癖になってしまっている子は要注意。
これまでたくさんの生徒を見てきてけど
説明をしてから「わからない」と言うまでがやたらと短い。
考えている時間がまったくないんだ。
理解力がある子っていうのは
・言葉を知っている
・話を聞いて考えることができる
この2つスキルを持っている。
サクセス未来塾
にっさい花みず木校
中村