定期テストの基本は、
学校のワークを解くことです。
ここでは、
その学校ワークをどうやって使えばいいについて
僕なりの考えをまとめてみようと思います。
① 学校ワークは繰り返し解くのが前提
定期テストで点数を取るには、
学校のワークを繰り返す解くことが必須です。
定期テストまでにワークを1周するのが限界…という人は、
始めるタイミングを早めてみましょう。
テスト範囲が発表されてからワークに取り組むのでは正直遅いです。
テストで高得点を狙うのであれば、
テスト3週間前までに1周
テスト2週間前までに2周
テスト1週間前までに3周
が理想です。
何度も繰り返すにつれて1周にかかる時間は短くなっていくので、
1週間でテスト範囲を1周するのも可能になります。
なぜ何回も反復するかというと、
1周では全てをできるようにはならないからです。
1周目は、
できる問題とできない問題を分ける作業
でしかありません。
そして、
2周目、3周目と繰り返すことで、
できない問題を減らしていくんです。
② 丸つけは1ページずつやる
塾の生徒たちを見ていると、
ときどきワークの丸つけをまとめてやっている子がいます。
それでは意味がありません。
丸つけは1ページずつやりましょう。
なぜなら、
問題を解いてすぐの方が、
「この問題ならできるな。まずはこうやって…」
もしくは、
「この問題って難しいな。どうやってやるんだろう?」
といった印象が頭の中に残っているからです。
丸つけを後回しにしてしまうと、
問題を解いたことが遠い過去のことになってしまい、
「あれ? なんか間違ってる。まあいいか。」
となってしまいます。
それだと「自分はこの問題を間違えたんだ」という自覚が芽生えませんよね。
できない問題をそのままスルーしてしまうわけです。
できない問題をできるようにするのが勉強の本質ですから、
丸つけはこまめにやった方がいいのです。
③ 間違えた問題に「✔︎」をつける
これまでも書いた通り、
定期テスト勉強の基本は
学校ワークを繰り返し、できない問題を減らす(ゼロにする)
ということです。
そのためには、
自分ができない問題を把握しておく必要があるわけです。
そこで、
間違えた問題には「✔︎」をつけておきましょう。
そしてワークを繰り返す際は、
その「✔︎」がついている問題を重点的に解いていけばいいんです。
そうすることで、
繰り返すときの時間も短縮できますからね。
④ 教科書で調べながら解かない
「×」がつくことを恐れて、
教科書を見ながらワークを進める子がいます。
実はこれ、
問題を解いているようで解いていないんです。
答えを写しているのとあまり変わりません。
テスト本番は自分の力で問題を解かないといけませんから、
調べながら答えられたとしても意味が無いんですよね。
もしも勉強している内容が全然わからない場合は、
(特に理科や社会は)
オレンジ色のペンで答えを写してしまいましょう。
そのあとで赤シートを使って繰り返すというのも1つの勉強法なのです。
時間短縮にもなりますしね。
もちろん、
ある程度覚えられてきたら
何も見ずに自分で手を動かして解くということも必です。
ここで大事なのは、
覚える時間(インプット)と問題を解く時間(アウトプット)を分けるということです。
ノーヒントで問題を解いてみないと
自分のできない問題がどれなのか把握できませんからね。
⑤ 答えを赤で書き写すのは間違い直しではない
これもやってしまっている子が多いです。
特に数学ですね。
例えば、
-4×(-5)+2×(-3)
という問題を間違えたとしましょう。
丸つけをするときに、
正しい答えの「14」だけを赤で書いて、
次に行ってしまう子が多いんです。
これは間違い直しではありません。
「-4×(-5)+2×(-3)」の答えが「14」だと覚えても仕方ないですからね。
大事なのはその答えに辿り着くまでの過程なので、
-4×(-5)+2×(-3)
= 20-6
= 14
というように、
途中の式も書いて問題の解き方を確認しましょう。
ここまで、
学校のワークに取り組む際に大事なことについてまとめてきました。
ぜひ定期テスト勉強の参考にしてみてください。
サクセス未来塾
にっさい花みず木校
中村