英語の長文を読むとき、僕は「前から訳していくこと」を大事にしている。
これは、自分が英語を勉強していたときから意識していたことだし、
いま生徒に教えるときもそうしている。
たとえば、
This is a book that I borrowed from the library.
この文を「これは私が図書館で借りた本です」って日本語にしようとすると、どうしても後ろから訳したくなる。
でも、英語って、文の頭から読んでいけるようにならないと、長文になるほどつらくなる。
前から読んで、意味を取りながら進んでいけるかどうか。
それが読解スピードにも、正確さにも直結するんだよね。
じゃあ、どうしたら「前から訳す」ことができるのか。
そのためには、やっぱり文法の理解が必要。
文法がわかれば、英文を「かたまり」で読めるようになる。
たとえば「a book that I borrowed」の部分を、
「まず『本』ね」
「の後に関係代名詞があって、それっていうのは『私が借りた』んだ」と認識できる。
それで、「私が図書館で借りた本」ってなるわけだ。
これでスムーズに読めるし、頭の中で日本語に直さなくても内容が入ってくるようになる。
もちろん、文法だけではどうにもならない。
そもそも単語がわからなければ、意味なんて取れるはずがない。
単語は大前提。
意味がわからない英単語が並んでいたら、どんな文法力も活かせないよね。
だからこそ、単語と文法をセットで学ぶこと。
それが、前から読んで理解できる「英語の読み方」につながっていくと思う。
今やっている文法も単語も、すべては長文を読む力になるんだよね。
サクセス未来塾
にっさい花みず木校
中村