「読解力ってどうすればつくんですか?」
小学生からそんな質問をされた。
そのとき僕が伝えたのは、「ツッコミながら読もう」ということだった。
文章を読むときに、ただ目で追っているだけの子が多い。
もっと言えば、設問に関係する部分だけを探して、それっぽいところを引っ張ってくる。
でも、それって「読んでる」んじゃなくて「探してる」だけなんだよね。
本当に文章を読んでいる子って、「え、なんでそう思ったの?」「その気持ちはわかる!」みたいに、頭の中でツッコミを入れながら読んでいる。
「いやいや、それはないでしょ」「え、それ今言う?」
そんなふうに、自分なりの反応をしながら読むことが、読解力の第一歩だと思う。
つまり、文章を「他人ごと」として読むんじゃなくて、自分の頭の中で会話するように読む。
これって、実はすごく大事なことなんだ。
もちろん、すべての文章にツッコミを入れる必要はない。
でも「筆者はなんでこう言ったんだろう?」と一歩立ち止まって考えるだけで、文章との距離がぐっと近くなる。
読解力は特別な才能じゃない。
「なんで?」「ほんとに?」と、ツッコミを入れる力こそ、読解力の始まりなんだと思うよ。
サクセス未来塾
にっさい花みず木校
中村