今日、小学生の授業でちょっと驚くことがありました。
問題を解いて、丸付けをしたあとです。
その子がこう言ってきました。
「先生、解説ないんですか?」
僕自身、塾講師として10年目になります。
でも、そんな聞き方をしてきた生徒は、しかも小学生では初めてでした。
普通だったら、こう聞くと思うんです。
「先生、ここが分からないので教えてください」
でもその子は違いました。
すぐそばに先生がいて、聞けばその場で教えてもらえるのに、あえてそう言ってきた。
つまり、人に聞いて分かった、じゃなくて。
まず自分で解説を読んで、理解しようとしていたということなんですよね。
自立してきたな、と感じた瞬間でした。
うちは個別指導なんですが、子どもたちの自立を大切にしたい塾でもあります。
これ、一見すると相反するように思えるかもしれません。
個別指導のいいところは、先生がすぐそばにいて、分からないところをその場で解決できること。
でもその反面、子どもたちは分からないことがあれば、とりあえず先生に聞けば何とかなる、という状態にもなりやすいんです。
授業中、先生がそばにいる間は何でも教えてもらえる。
だから勉強した気になる。
できるようになった気がする。
これ、個別指導の落とし穴というか、結構見落としがちなところだったりします。
僕自身は、個別に先生がついて解説してあげることが個別指導だとは思っていません。
その子の段階やレベルに応じて、講師側がどう接するかを調整できること。
それこそが個別なんじゃないかと思うんです。
今日のこの子は、算数がすごく得意で、興味関心も高くて、どんどん難しいことに挑戦したいタイプの子でした。
そういう子に対して、僕はあえて距離を置きます。
放置しているわけではありません。
ちゃんと見てはいるけれど、こちらから教えることはしない。
そうすると子どもは、急にはうまくいかないんですけど、自分で考えて、自分で行動しなくちゃいけない状態になっていきます。
自分から勉強していかないといけない、という状態です。
そうやって少しずつ、子どもは変わっていきます。
自分からこれをやって、次はこうやって。
もし分からないところがあったら、こういう風に解決しよう、と自分で考えるようになる。
これが、サクセス未来塾が理想としている、個別指導からの自立の形です。
正直、今日のこの場面は個人的にすごく嬉しかったです。
この子の将来が楽しみだなと感じました。
にっさい花みず木校の子たちには、あえてそういう雰囲気を出しています。
環境というか、空気感を作っている、という感じでしょうか。
まずは自分から行動を起こさないと何も変わらないよ。
できることも、できるようにならないよ。
たとえ今できていたとしても、中学校に入ったら通用しないからね。
そういう空気を、日々の関わりの中でつくっています。
もちろん、全員が全員そうではありません。
そばについてあげないと、勉強を進められない子もいます。
そういうところも含めて、個別のいいところなんだと思います。
一律の授業、一律の接し方はしない。
ただ、子どもによって対応を変えるとなると、別の子が「なんであの子は教えてもらえて、自分は教えてもらえないんだろう」と思ってしまうこともあります。
だからこそ、そこはちゃんと伝えるようにしています。
「もう、これができるレベルになったから、あえてこういう風にやってもらうよ」と。
そうやってつないでいく。
それも、個別指導の大事な役目なんじゃないかと思っています。
サクセス未来塾
にっさい花みず木校
教室長 中村
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