小4の算数で学習する「がい数」の単元では、
四捨五入というワザを習います。
この四捨五入という作業ですが、
それ自体はそこまで難しくはないんです。
難しいのは、
問題文の聞かれ方です。
例えば、
2,986,398という数字を四捨五入して
約2,990,000にする問題では、
① 千の位を四捨五入しなさい。
② 四捨五入して、一万の位までのがい数にしなさい。
③ 四捨五入して、上から3けたのがい数にしなさい。
というように、
3種類の聞かれ方があります。
それぞれ同じ答えを聞かれてるのですが、
苦手な子には全く別物に見えてしまうんです。
ここで大事になってくるのが
やはり“国語力”だと思います。
①であれば、
「『千の位を四捨五入しなさい』だから、そのまま千の位の6を四捨五入だな」
②であれば、
「一万の位までだから、それより下の位はいらないってことだ。つまり、千の位の6を四捨五入すればいいんだな」
③であれば、
「上から3けたまでだから、4けた目からはいらないんだ。上から4けた目の6を四捨五入しよう」
と、
頭の中で“日本語”を使って思考できるかです。
日本人であれば、
必ず“日本語”で物事を考えるはずです。
その日本語が乏しければ、
思考も乏しくなります。
やはり大事ですね。
国語力(日本語力)は。
サクセス未来塾
にっさい花みず木校
中村