【暗記の極意】出会いの回数が記憶をつくる

【暗記の極意】出会いの回数が記憶をつくる

「どうやったら覚えられますか?」

勉強をしている子から、よく聞かれる質問だ。

特に英単語や漢字、理社の語句など、いわゆる暗記系の内容に関しては、この悩みを持つ子がとても多い。

僕はいつもこう答える。

「何度も出会うことが大事だ」と。

でも、「何度も出会うってどういうこと?」と聞かれることもあるので、今日はそれを身近な例で伝えてみようと思う。

たとえば、街ですれ違った人。

一度きりだと、顔なんて覚えていない。

だけど、その人と何度も同じ時間に同じ電車に乗るようになったらどうだろう。

特に話しかけたわけじゃなくても、「あ、またあの人だ」と自然に記憶に残っていく。

最初はなんとなく見覚えのある人だったのが、数日後には「いつもこの駅で乗る人だ」と認識できるようになる。

暗記もこれと同じ。

1回見て、全部覚えようとしなくていい。

とにかく何度も出会う。

一度にどれだけ時間をかけて覚えようとするかはあまり関係ないと思う。

だって、北坂戸駅から坂戸駅まで電車に乗ったとしても、毎日同じ車両に乗っている人は自然と覚えるよ。

たった2分だけど。

英単語でも漢字でも、理社の語句でも、短い時間でいいから、何度も目を通すこと。

そうすれば、そのうち自然に「見たことある」から「覚えている」に変わっていく。

大事なのは、毎日少しずつでも、繰り返すこと。

記憶は「努力」ではなく「出会いの回数」でできている。


サクセス未来塾
にっさい花みず木校
中村