【テスト勉強】「80点を取りたい」と言うだけでは何も変わらない

【テスト勉強】「80点を取りたい」と言うだけでは何も変わらない

2学期中間テストが少しずつ返ってきています。

まだ全部の教科が返却されたわけではありませんが、返ってきた点数を見ながら、中学生たちに少し厳しい話をしました。

ただ、今回改めて伝えたかったのは、「目標を決めること」と「その目標に向かって行動すること」は、まったく別だということです。

例えば、前回のテストが70点だったとします。

そして今回、「次は80点を取る」と目標を決めた。

ここでまず考えてほしいのは、70点だった自分が80点を取ろうとするなら、基本的には前回と同じ勉強では足りないということです。

もちろん、今回の単元がたまたま得意だったり、自分に合っていて理解しやすかったりすることもあります。

でも、基本的には前回より高い点数を取ろうと思ったら、前回よりも何かを変えないといけません。

目標だけを10点上げても、勉強の中身まで勝手に10点分上がってくれるわけではないんですよね。

では、80点を目標にしていたのに、結果が60点だったとします。

僕は生徒たちに、

「80点を目指して勉強した結果が60点だった、というだけではないと思う」

と話しました。

もう少し厳しく言えば、

「この1ヶ月間、60点を取るための勉強をしてきてしまったんじゃないか」

ということです。

かなり極端な言い方です。

当然、「いや、60点なんて目指していない。80点を取りたかった」と思うはずです。

それはそうです。

僕も、本人が本当に60点を取りたくて勉強していたと言いたいわけではありません。

僕が言いたいのは、気持ちとして80点を目指していても、日々の行動が80点の方を向いていなければ、結果としては別の点数に向かって進んでいくということです。

今回、塾では夏休みにある程度予習を進めていたこともあり、テストの約1ヶ月前からテスト勉強に取り組んできました。

1ヶ月あると聞くと、結構長く感じます。

だからこそ、最初のうちは少し余裕も出ます。

「まだ1ヶ月あるから、今日はいいかな」

「今日は疲れたから、明日やればいいか」

「天気が悪いから、今日は家でやろう」

そう決めたけれど、家に帰ったらスマホを触って、そのまま時間が過ぎてしまった。

学校のワークを進めていても、分からない問題が多いから、とりあえず答えを見て全部埋めた。

難しい問題が出てきて、「まあ、これはテストに出たら仕方ない」と残したままにした。

前回より自習に来る時間が減っていた。

そういうことは、1日だけを見れば本当に小さなことです。

1日くらい休んだからといって、その日に点数が10点下がるわけではありません。

でも、それが1ヶ月積み重なったらどうなるか。

僕はそこを考えてほしいんです。

テスト勉強って、結局は毎日の選択の連続です。

今日はどれくらいやるのか。

ワークを終わらせるだけでいいのか、もう一度解き直すのか。

分からない問題があったときに、そのままにするのか、質問するのか。

塾に自習に来るのか、今日は家でやるのか。

家でやると決めたなら、本当にやるのか。

その一つひとつを、その日その日で自分が決めています。

そして、その選択のたびに、少しずつ自分の進む方向が変わっていくんだと思います。

80点に近づく選択もあれば、80点から離れる選択もあります。

「今日はいいや」は、本当に小さな選択です。

でも、その小さな選択を自分で何度もしていけば、気づいたときには最初に掲げた目標とは違う場所にいる。

だから僕は、取った点数というのは、ある意味では自分で選んだ点数なんだと思っています。

もちろん、ここは誤解してほしくないところでもあります。

頑張れば必ず80点が取れる、という話ではありません。

一生懸命やっても、思ったように点数が伸びないことはあります。

テストの難易度も違いますし、苦手な単元が多いこともあります。

勉強方法が自分に合っていなかったということもあるでしょう。

だから、点数が低かったからといって、全部を「努力不足だった」で片づけたいわけではありません。

むしろ、しっかり取り組んだのに結果が出なかったなら、次はやり方を変える必要があります。

何が足りなかったのか。

どこに時間を使いすぎたのか。

覚えたつもりになっていなかったか。

そこを振り返ることにも意味があります。

ただ、今回僕が生徒たちを見ていて気になったのは、その前の部分です。

本当に80点を取るための行動をしていたのか。

自分で決めた目標に対して、それに見合う勉強をしようとしていたのか。

そこがまだ一致していないように見える子がいました。

「80点を取りたい」という気持ちはある。

でも、行動は70点だった前回と変わっていない。

あるいは、前回より少し勉強量が減っている。

それでは、目標だけが先に進んで、本人はその場に残ったままになってしまいます。

テストが返ってくると、どうしても点数そのものに目がいきます。

「上がった」「下がった」

「あと何点だった」

もちろん、それも大事です。

でも、僕は点数を見たあとに、その数字が出るまでの1ヶ月間も一緒に見てほしいと思っています。

なぜこの点数になったのか。

テスト当日にミスをしたからなのか。

覚え切れていなかったのか。

演習量が足りなかったのか。

そもそも勉強する時間が足りなかったのか。

それとも、やっていたつもりになっていただけなのか。

そこまで自分で見られるようになれば、次のテストでやることも少しずつ見えてきます。

逆に、「今回は60点だった。次は80点を取ります」で終わってしまえば、また同じことを繰り返す可能性があります。

目標を立て直すだけなら、何度でもできますから。

そういう振り返りができれば、今回点数が下がったことも、次に進むための材料にはできます。

失敗したことより、そのあと何を変えるかの方が大事です。

中学1年生、2年生にここまで求めるのは、少し厳しいのかもしれません。

まだ自分で勉強を管理すること自体が難しい時期です。

何をどれくらいやればいいのか分からない子もいます。

だから僕たち講師が、勉強のやり方を伝えたり、声をかけたり、質問できる環境を用意したりする必要はあります。

全部を本人任せにすればいいとは思っていません。

ただ、それでも最後に机に向かうのは本人です。

「今日はやる」「今日はここまで終わらせる」「これは分からないから質問する」

そうやって決めて、実際に動くのも本人です。

そこまで大人が全部決めて、全部管理してしまったら、自分で目標を立てて、自分でそこへ向かう練習にはならないとも思っています。

今回、あえて少し厳しい言い方をしたのは、点数が悪かった子を責めたいからではありません。

失敗することはあります。

むしろ、中学生のうちに失敗すること自体は悪いことではないと思っています。

でも、失敗したときに「なんでこうなったんだろう」と自分の行動まで振り返れるかどうか。

そこは大きいです。

結果だけを見て落ち込むのではなく、自分がその結果に向かってどんな選択をしてきたのかを見る。

そうやって自分の行動に少しずつ責任を持てるようになってほしいです。

目標を決めるのは簡単です。

でも、その目標に向かう選択を毎日続けるのは簡単ではありません。

だからこそ、そこに価値があるんだと思います。

「次は80点を取る」

そう言うなら、次はその80点に向かう1日を積み重ねてほしいです。

自分に対しては、それくらい厳しくあってほしいと思います。


サクセス未来塾
にっさい花みず木校
教室長 中村

▼教室の詳細はこちらから▼