塾でも家庭でも、子どもに対する「声かけ」はとても大切だ。
特に保護者の言葉は、子どもにとって驚くほど影響力がある。
だからこそ、どんな言葉をかけるかは意識しておきたい。
「頑張ってるね」
この言葉、よく聞くし、もちろん悪いわけではない。
でも、毎回それだけだと、子どもにとっては“ただの決まり文句”に聞こえることがある。
じゃあ、何がいいのか?
それは、「ちゃんと見てるよ」というメッセージを込めた言葉。
たとえば、
「帰ってすぐに宿題やってたね」
「昨日、遅くまで単語帳見てたでしょ?」
「ワークのページ、ちゃんと進んでるね」
こういう“観察したうえでの声かけ”は、子どもの中に「ちゃんと見てくれてるんだな」という安心感と満足感を残す。
人って、誰かに見てもらえてると実感できるときに、一番がんばれる。
さらに、成績の良い子の家庭に共通していることがある。
それは、親が子どもの勉強内容や成績、テスト範囲をしっかり把握していること。
でも、不思議と「これをやりなさい」「あれをやったの?」という“命令型”の声かけはしていない。
あくまで、見守る。
必要なときにそっと助け舟を出すけれど、主導権は子どもにある。
この関わり方が、子どもが自立して勉強に向かう土台になっているのかもしれない。
「ちゃんと見てるよ」
それだけで、子どもは前を向けることもあるのだ。
サクセス未来塾
にっさい花みず木校
中村